青空の人
春が訪れない街の波止場で
見上げた朝は確かに紐づいていた
生きることも僕には遠くて
窓の外を妄想する事も、退屈かな?
砕けた青い空が鮮やかに色付いて
小瓶に詰めた景色、心を透過してる...
果てしなく続く明日に、零れ落ちた僕だけが
置き捨てられた静寂を見上げている
春雨の光を宿して...
僕は此処に居るの?鈍色の桜に問い掛けて
七度五分の嘘は、もう聞き飽きたよ
変わりのない綺麗な日々だけに包まれる
牡丹雪に、溜め息が有りました
弾けた曇り空に鮮やかな虹を見る
小瓶から溢れる言葉は、誰かを追いかけて...
果てしない人生の最初に、戻れない僕だから
昨日より少しだけカーテンを開けてみる
ああ、光が眩しすぎて
何年何百年その先だって
生きる理由は見つけられないよ
けれど、この青い空の下で砕けない想いが
一粒でも君の中にあるのならば...
僕は
君との繋がりを...
果てしない空の道筋、進めない日々だけど
明日になれば少しだけ前を向く、から
雪解けの春を待ち侘びている
果てしない空の彼方に、輝いた桜雨へ
本当に伝えたい言葉だけを託すから
ねえ、僕に手を伸ばして
ねえ、僕は手を伸ばして
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