愚者
やっちゃった
どうしようもなく嫌われるエゴ
本能が支配している優順不断
「1人じゃない、2人でもない」
から回っては自己嫌悪
本当は大嫌いを裏返した銀河
暗い闇を指し示す希望が
「嘘じゃない、嘘じゃない」
勘違いもほどほどに
だけど、感覚がなくなって
味もしなくなる
そうだった
一汁一菜を大事にしなさい
何回も言い聞かされてたのに
続かない心の縛り
さあ、オムレツに塗った蜂蜜を食べて
後悔だって理想にするんだ
欲しがりの急所はどちら?
本当は
ぼんやり生きる小鳥のように
青空を飛べないイルカのように
「不安じゃない?不安じゃない」
ただ1人を愛したいだけだった
けれど、何かがそれを許してくれない
手放して独り立ちをさせてくれない
「帰ってね、来ないでね」
どっちつかずの答えにまた交通網
ほらね、また言葉を無くして
自分を嫌うの
きっと、
関係ないよと笑うカラスを
何回も殺してしまうような
行き場のない愛を抱えて
ああ、食卓に並ぶ魚を食べて
永遠に生きながらえるんだ
十字架に繋がれたギガに生きる
足りない自分を傷つけて
忘れてしまうよ
だけど、
感覚すら溺れてしまうんだ
既視感なんて当たり前だった
形を壊したチョコの生地を
縫い込んでしまった小さな箱に
何回だって愛を問うんだ
答えなき罪悪感に
終わるべき恋の狭間に
ああ!
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