無意識下

ほらね、気のせい

私に繋がってる、コールは

配線を違えて、音も鳴らないなんて


愛情を焼き捨てた人形ドール

抱き締めても

裏の感情は何も見えてこない


ちゅっ


ここに居ても見つかりはしない

鬼のいない隠れんぼをして

一人きりの公園で足の震えが収まんない


溢れてくよ、怖がったら

負けそうだと弱音を吐いて

地下鉄なら逃げられるかな

星屑を数えるよりはましだ...


そろそろ気のせい、解けて始めてるよ

裏っ返し病室は水溜まりの在り処


これでいいの

生まれた不遇など既に関係ない

リボン結び、赤い糸は

顔も知らない人間に繋がっている


恐れすぎて、言いかけた

世界の破滅を願う言葉を

だって、こんなに苦しいんだし

全部まとめて資源ゴミに出せたらいいじゃない


だけどさ、よく見たら

足がガタガタだよ

私の気の所為?

いいや、これはきっと


道端で生まれつきのランデブーを捧げる人は

街並みに写ってるストロボに淘汰される

それならば、ちゅっ、好きを言われ

好きと言われることに意味は無いはずだよね?


生き辛さが、期待されて

甘さ加減を間違ったの

雨模様なら変わらないから

ただ、欲しいのは君の瞳だけ


溢れるから、怖かったの

愛情など持つはずもないから

けれど、いつか世界が終わるまで

この感情を消化する術もない


ほら、これも気のせい...

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