第10話「はじまるせかい」
おかしい。
「何で竜の気配がこの世界にない?」
本当におかしい…気配を能力で察知できなくなるのは…
いや、これ以上考えるのはよそう。
絶対に見つける、ただそれだけ。
「お師匠様大丈夫?」
「あ、うん大丈夫だよ、さぁて私は今日も竜を探しに行くからちょっとまっててね」
「「は〜い」」
一昨日竜を探しに行ったきり2人はついてこなくなった。なぜついてこないのかは分からないが竜を探すのに集中できるため助かってはいる。
そして今日も私は全力で能力を発動する。
「気配察知、生体探知、生命探知、気配表示…」
「クソッどれにも引っかからない」
最近はろくに将棋も街の娯楽もできていない。ストレスが溜まる一方だ。
「竜はどこで何をしてるんだ?」
思わず口が悪くなってしまう。だがそんなことに気を回せるほど落ち着いていられない。
(だってもし見つからなければ竜は…)
そして昨日は使わなかった魔力察知を発動する。
「見つけた!」
魔力がだいぶ薄まっているけどまだ、まだこの魔力量なら生きられるはず!
「瞬間移動!」
「……あぁ」
間に合わなかった。
➖️➖️➖️➖️➖️➖️あとがき➖️➖️➖️➖️➖️➖️
記念すべき第10話如何でしたでしょうか。
今日は短いです。
これから始まります
この世界の勇者と魔王の大戦争が。
これから長くなりますよ。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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