第9話「行方不明の竜さん」
「たっだいま〜」
「「おかえり〜」」
家に帰ってきた時の挨拶をすれば元気な聞こえてくる。いいねこれ、これが当たり前なのいい。神界じゃあ家にずっとこもってたからあんまこういうの経験ないんだよね。
「竜は帰ってきた〜?」
「まだ帰ってきてない…」
「お父さん大丈夫かな?」
心配そうな顔を浮かべる勇者と子竜、あの竜この子たちにこんなことをさせて何をしてるんだ?
「う〜ん…ちょっと探してこようか?」
「うん、お願いします」
「私もついてく!」
勇者とは違いはっきりとそう告げる少女の姿をした竜はまるで連れてけとでも言わんばかりに魔力を右手に集めていた…脅すつもりかな?
「う〜んついてきてもいいけど亜空間の中に入っててもらうからね。それでいい?」
「うん!」
「エリカが行くなら僕も行く!一人でここにお留守番は寂しいから…」
「はいはい了解、亜空間に入ってね〜」
「「は〜い」」
2人が入ったのを確認して私は能力を発動する。
「…瞬間移動」
目的地は…魔王城、さっきまで私の居た場所だ、まずは彼らに知らないか聞いてみよう。
…今日はゆっくり遊べそうに無いな。
「あれ?どうしたんだ?忘れ物でもしたのか?」
「いや…竜のことを知らないかと思ってね」
「俺は知らないな…その竜ってのは勇者と一緒にいる子竜の父親の方だろ?」
「そうだね、だけど知らないなら仕方ない」
「あぁ、俺はその竜がどこにいるのかはしらない」
「瞬間移動」
…どこにいるんだ?
結局、今日では見つからなかった。今はもう2人は寝ている。竜はどこに行ったのか…そういえば魔王は何で子竜の事知ってるんだ?
「あ〜…めんどくさい」
あいつが行方をくらまさなかったらこんないろんなとこへ行かなくて済んだのに…
そういえば竜は親離れならぬ子離れするんだっけ?子竜が自然で生きていられるようにいきなり姿をくらまして全部自分で覚えさせる〜みたいな。でもそれをするのって子竜が20歳になってからじゃなかったっけ?
あれ使うか…?いやでもあれはあんま使わないようにしてるんだけどなぁ。
…頑張るか。別次元にでもいかない限りは能力だけで見つけられる。
…今日はもう眠い…明日、絶対に見つける。
今日は…もう…
「おやすみ…2人とも」
➖️➖️➖️➖️➖️➖️あとがき➖️➖️➖️➖️➖️➖️
第9話如何でしたでしょうか?
竜は一体どこに行ったんでしょうかね。
神は竜を見つけられるんでしょうかね。
勇者は子竜はこれから一体どうなるのでしょうかね。
今回は特に話せる部分がありませんのでここで終わります。短くてすみません。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます