第3話「馬鹿げた神と常識竜な竜さん」

「ここかな?」

着いたのは極寒の山…もちろん暖房系のあったかくなる能力は封じられてます。もういや最高神きらい


(環境適応能力で寒くても死にはしないけど…あーもうほんとになんでこんな寒いのか…山だからだな)


「ここか…」


そんな自問自答をしている内にでかい洞窟の入り口にいた。人間たちの間では『ダンジョン』と呼ばれているらしいが私には関係ない。ダンジョンに関わるのは冒険者の仕事、私みたいに放浪をするつもりの神には関係の無いことだ。


(まぁ今回は竜に会うために来たんだから関係ないとは言い切れないのかな…?)


そんなことを考えながら洞窟の…ダンジョンの奥へと進んでいく…


(ここ暖かぁ…めちゃくちゃあったかい…)


洞窟だからかダンジョンだからか、中はとてもあったかかった。


「瞬間移動っと」


これですぐにこのダンジョンの最下層…竜のいるところへと入ることができる。


(ほんっとにこの能力便利だよねぇ〜封じられなくて良かった良かった)


…竜が寝ている。多分足音もなしにぱっとここに来たから気づけなかったのかな?…ならやることは一つだよね!


「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…おっはようございまーす!!!!!!!!!!!!!!!!」


「うっせぇ!!!!!!」


「あ、起きた起きた」


やっぱ起こすと言えば大声だよね!


「誰だ我の睡眠を邪魔する奴は!!」


「私でーす!」


「貴様かぁ!!!」


おっと危ない危ない…


(いきなりドラゴンブレスを吐いてくるなんて…なんでそんなに怒ってるのかなぁ、わからないなぁ)


「ちょっと君に頼みがあってき、あっぶな」


「貴様の事情など知らん!こっちは卵の世話で忙しいんだ!さっさと死ねぇ!!!」


「言葉が物騒っていうかもはやキャラ崩壊起こしてるよ!?」


言い伝えではプライドが高く、とても高貴で紳士的な存在だとされていた…それがこんなに荒ぶってんだもの。びっくりするよねぇ


「我はなぁ、一日に二時間眠れるかどうかの状態でやっと今日の寝ることのできる時間がやってきたのだ!なのに…なのに貴様と来たらぁ!!!!!」


「あーそれは悪かったわ…ごめん」


さすがに謝れば許してk


「謝ったからと言って許すわけがないだろうが!!!!」


「そもそも人が寝てる時にクソでかい声で起こすやつがあるかぁ!!!!!」


「あ」


ちょっとこれはまずい…勇者に奪われた魔力がまだ回復していない…


(こうなったら最終手段!)


「モンスター(勇者)  開放」


「は?」


「おぎゃあ!!!!!」


その日、最下層のさらに下に新たなる空間…新しい最下層が生まれた。


➖️➖️➖️➖️➖️➖️あとがき➖️➖️➖️➖️➖️➖️

第三話!いかがだったでしょうか!!

…勇者強くしすぎちゃったかな…?いやでも神から見ての異常性を考えるとこんなもんか?ちなみに強さはこんな感じ↓

一般人<兵隊<冒険者<騎士&A級冒険者<<<聖騎士&S級冒険者<<<<<<<<勇者<<<<<<<<<魔王&竜<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<最高神<<<神

これで「あれ?最高神のほうが弱くない?」と思うかもしれませんが、強さと立場は関係ありません。それに神はつい最近(ほんの数百年前)に生まれたばかりなので神界での立場的にもまだ弱いです。

それとですね…実はこの物語…私にも結末が分からないんですよね…このキャラならこうするだろうから状況はこう動いてこういうイベントが起こるーみたいな感じで書いてってるんですよ。…なのであまり結末には期待しないほうがいいかもです…

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