第8話 本の番人④
「僕さ、入学したての頃君に出会ったの。すごいなって思った。だって僕と同じ歳なのに強さも頭の良さも全然違う。」
「でも僕は君に助けられたんだよ?」「
僕が入学早々いじめられてさ、君は助けてくれたよね?」
「僕嬉しかったよ?君はこう言ったよね?
「「いじめをする奴なんざ弱い奴がやるんだよ。本当に強いやつは弱いふりをして過ごすんだよ。」」ってさ、僕その言葉を聞いて強くなろうって思ったんだ。」
「だから、必死に努力した毎日走って筋トレして能力の特訓してさ、それでも君には追いつけなかった……僕には才能がなかった…でも『彼の方』は認めてくれた。僕を強くしてくれた。だから僕は君を殺して僕が君より強くなったことを証明する。」
その言葉と共に、誠は力を強くしていく…怜の首は段々と閉まっていく少しずつ血が出始めてきた。このままじゃ骨の軋む音まで聞こえてる……「死んじゃうの?」
イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ
そんなの絶対に嫌だ。
その瞬間私の頭の中にとある声が囁いて聞こえてきた…
「神咲時雨…助けなさい。私ができなかったの事をして。お願いそうでもしなきゃ大事な人が「また」いなくなってしまから」
「戦いなさい。」
その声と共に私の意識は遠のいていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます