第7話 本の番人③

二手に分かれたのち、相手は怜の方を追っているのか音はしない。怜に言われた通り私はちゃんとした力の指導をしていない為、扱う事はほぼ100でできないと言われた為逃げることに専念しろと言われた。

追ってきたら逃げる。できるだけ息を殺しているしかない。

だけど段々と音が近づいてきてる気がする。というよりかは何かものがぶつかり合っている音がする。

私はふと、後ろを向くと_______


「時雨頭下げとけぇ!!!」

「氷の雨(ブリザードレイン)!!!」

その瞬間氷の雨が翠さん?に当たっていくがまるで当たっていないかのように再生していく、

「こんなものなの?これが学校一二を争った人間の力?」「笑えてくるね」

「君を養分にして殺した後その女の子も美味しく養分にしてあげる。」

「そんなこと俺がさせるわけないだろ…」

「俺の幼馴染に手を出してみろ、テメェの頭ぶち抜いて校門に貼り付けてやるよ!!!」

「やってみなよ?でもそれ以上に君が先に死ぬのが先だろうけどさ」

「おらょぉぉぉぉぉ!!!!!」

そう言い怜が氷の大剣を相手に振りかぶるが、まるで効いていないかのように振り払っていく。

怜はもうボロボロだ。あまりにも相性が悪いのかそれとも……相手が強すぎなのか……

「捕まえたぁ。ねぇ怜くん、君はさ僕のこと知ってる?僕みたいな平凡な生徒のことをさ」

「知るわけねぇだろ。お前のことなんざ。」

「ふーん、まぁそんなこといいんだよ。」

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