第32話
「あ、梓遅いよぉ。」
なんで先に部屋を出た私より先に音々がいるのだろうか…。
「梓様。おはようございます。どうかなさいましたか?」
「りょうちゃん。おはよう。…なんでもない。」
「そうですか?あ、朝食の準備もできてますので、どうぞ席についてください」
「うん。ありがとう。」
両親はもう仕事だろう。そしてここには今音々、りょうちゃん、井口さんと数人の使用人や護衛の方達。申し訳ないが全員の名前は覚えられていない。本体に申し訳ない。
「音々様。梓様。私は一度席を外します。失礼します。」
「はーい。」
「あ、はい。」
私はその後黙々と朝食をとっていたのだけど…。
「なに?」
「可愛いなぁって思って。」
「…これから毎日見るのに、そんなんで大丈夫…?」
「大丈夫〜!」
目が覚め始めた音々はテンションが高めだ。
「梓様。後30分ほどでお時間です。」
「わかった。ありがとう。」
その後はいつものルーティンで動き、学校へ出発したのだった。
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