第33話

「梓さん。おはようございます。」

「おはよう、木村ちゃん。玄関で待ってるなんて珍しいね。」

「はい。なにされるかわかりませんから。」

「そっか。ありがとね。」



そっか。確かにそんなこともあったな…。

まぁでもなんとかなるでしょ!

さっさと保健室行って、台本覚えないとな。

なんて思いながら靴を変えていると…



「おはよう!あずちゃん!」

「…おはよう。西野さん。」

「昨日はあんまり話せなかったからね!今日はたくさん話したいな!」

「う〜ん。まぁ、可能な限りね。」

「あっ。ごめん。呼ばれたから行くね!」

「ばいばーい…。」

「………」

「あの子ずっとあんな感じでいくのかな?」

「多分そうだと思いますけど。」

「そっか…。まぁ、いいや。」


てかさっきの感じ、木村ちゃんのこと眼中になかったよね。もしかしてあっちから嫌われてたりするの?

いやまぁ、別に問題はないんだけど…。



「あ、いた!」

「ぇ、あ、梓さん…。」

「ん…?…来賓の日今日じゃなくない?」

「梓〜。忘れ物、届けに来たよ?あ、それに夏輝兄さんにも会いたいなぁ。今行っていい?だめ?」

「だ、だめに決まってるでしょ!来週どうせ来るんだからいいじゃん…!」


人目が気になるから出来るだけ小声にしてるつもりなんだけど。出来てる…?



「忘れ物はありがとう。…でも学校内はだめ。わかった?」

「…仕方ないなぁ。わかった、帰るよ。また後でね。」

「はーい…」



一応身バレしないようにフード被ってたし、バレてないと思うけど…。なんて思い辺りを見回したけど、向けられてた視線は、不審者…?みたいな感じで、、、。

…いやまぁ、いっか。怪しまれてないなら。

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