おっさんＪＣ、今日も今日とてくだを巻く

「海外留学」という行為が、「塾に行く」、「習い事をする」と同レベルに一般化している近未来日本。の、東京ではなく、千葉県の某私立中高一貫校。
中学三年生「篠崎りり」は、まごうことなき女子中学生＝ＪＣであるが、先天的なものか「隠れ帰国子女」故か、頭が完全に「おっさん」である。

脳内一人称は「俺」だの「ワシ」だのに変化しまくりんぐ、表面ヅラは大人しい陰キャを演じているが、小学生までアメーリカはニューヨーク・シティで育った彼女は、とある理由で自分が帰国子女であることを隠して内心くだを巻き巻きしまくっている。

本作は、「ちょっとキャラ濃すぎるＪＣ」の「くだ」部分のみをあえて抽出し、本篇（中篇くらい）への導入になればいいなぁとか筆者が勝手に思っている、「お試し品」ないしは「入り口」です。

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