第弍話 心臓の鼓動と燦黄金

第弍話セコンドテイク 心臓の鼓動カディアックビート燦黄金エンバーカラー


デスレシアは旅行者βの死体の見つかったあざ道ヴィレッヂロードで立ち竦み、新聞を握りしめ、ギリギリと歯軋りをしながら打ちのめされていた。


デスレシア「…3人目か。金剛石の指輪ダイアモンズ・リングをはめた人間は不死アンデッド食人生物キャニヴァルクリーチャーになる…。発見されたのが3人なだけで今まででもう3桁は死んでいるのだろう…!俗に言うドラキュラ、吸血鬼ヴァンパイアと言われる怪物モンスター……!!日光サンライト十字架クロイツで死ぬかも知れないが本当かも分からないッッ!!!許せないのは力に溺れ人を食い殺す怪物共モンスターズ…ッ!!許せないのはその黒幕フィクサーたる忌み子・ノーティーッ!」


男「少年よォ…!君も奴等を滅したいのかァ…?」


叫ぶデスレシアに向かっていつのまにか後ろに立っていた初老の男は話しかけた。

その男は短い髭を蓄えスーツ姿に左手に杖を持ち右手は西洋鎧ウェスタンアーマーのような鉄の手袋を装備していた。


デスレシア「あんた何者だッ!!?」


男「私かね…。私は心臓の鼓動カディアックビートを使い、吸血鬼ヴァンパイアを滅するもの…!そして私はゼフェア・ヘドラスだ…」


男…ゼフェアは葉巻に火を付けながら答える。


デスレシア「ゼフェアさんか…。僕はデスレシア。それよりも心臓の鼓動カディアックビートォォ…でしたか?なんですかそいつァ…?」


ゼフェア「いいだろう教えてやる…。吸血鬼ヴァンパイアを殺す方法!心臓の鼓動カディアックビートの波長で筋肉や骨、腱を活性化させェ…!体に宿した力を通してのみ有効ゥゥ!見せてやる!心臓の鼓動カディアックビートの力!!」


杖を投げ捨て、両手を天に突き上げる。


ドッドッドッド


デスレシア「なッ!… 心臓の鼓動音カディアックサウンズが大きく聞こえるッ!!」


ドドドドドドドドドドドド


掲げられたゼフェアの両手が黄金に光る。


ゼフェア「刮目すべェしッ!これがッ!これがッ!これがァァーーッ!」


ドッシュウゥゥーーーーーッッ!!


デスレシア「おおおおおォォ!!!」


黄金に染まった両手のうち左手を右手首に当てる。


ゼフェア「心臓の鼓動カディアックビート燦黄金心臓鼓動エンバーカラーカディアックビートだァァァァァア!!!」


ヴァドオオオオオオン!!!


眩しさから痛みまで感じさせる黄金の輝きの光が右掌へと収縮し、燦黄金心臓鼓動エンバーカラーカディアックビートの叫びと共に一筋の破壊の力レーザービームとして放出される。


その光線レーザービームの先に位置するは我らがデスレシア。


ゼフェア「あッまずい!避けたまえデスレシアくん!」


デスレシア「なァッ!?うおおおおお!!!」


間一髪飛び避け体制を立て直したデスレシアは叫ぶ。


デスレシア「どういうつもりだ貴様!!?」


ゼフェア「いやスマン。ちょいと見てなかったモンで…」


デスレシア「…まぁしかし先の燦黄金心臓鼓動エンバーカラーカディアックビートとやらの威力が心配だ…。向こうにあった壁をすこし焦がし砕いただけじゃないか!」


ゼフェア「燦黄金心臓鼓動エンバーカラーカディアックビートの強みは射程で威力じゃないし、心臓の鼓動カディアックビート対吸血鬼ヴァンパイア・アタックの技なのでな…。まあレンガを砕くことはなかろう?さぁどうする?志同じくするならば教えてやろう」


デスレシア「…………」


デスレシアはこのゼフェアという男を信ずるべきか些か困惑したが信用することにした。

吸血鬼ヴァンパイアを打倒する為にはこの道以外残されていないためである…!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る