第7話
10ヶ月を過ぎると、、、
まだ同じクラスの女子との絡みは継続してます。
だけど、それ以外にも女性の影が、、。
それは、1つ年上のこの学校の卒業生だった。
夜中に2人きりでドライブしたり、家に行ったりしているみたい。
ここまで来ると、周りから「もう別れな」って口を揃えて言われる。
正直私ももう無理。辛い。
でも"好き"って感情が消えてくれない。
この感情が邪魔をして別れを決心できない。
そして11ヶ月を過ぎると、、、
私が言わないのをいい事に、彼の行動は更にエスカレートして、彼の机にはマッキーでその年上の彼女の名前が書かれていた。
更に、そんなもんだからクラス中にも私が浮気されていることが知れ渡っていて、可哀想な女状態。。
そんなある日、耳を疑うようなある会話が耳に入ってきた。
それは、彼とクラスの女子との会話だった。
「あーマジ迷う」
「どうしたの?」
「どっちにしよう」
「何が?」
「かおりとのぞみ」
「あー、それね。」
え、何それ何それ。
それ、私がいる教室でする会話??
ていうか、"みぃ"は候補にないんだ。(笑)
「どっちも好きなんだよな〜」
「なにそれ、最低発言じゃん(笑)」
「それな(笑)のぞみ性格めっちゃいいからな〜」
「かおりちゃんは?」
「かおりもいいけどすぐ拗ねる(笑)そこもまた可愛いんだけどな〜」
「もう面倒くさいから決めなくていいんじゃね(笑)」
「でもビクビクしながら付き合ってんのやだし」
「あー。じゃぁのぞみにしたら?みんな2人付き合ってんの知ってるし、応援してんじゃん」
「まぁなー、別れたら教室で気まずいしな」
「確かに」
「よし、決めた!卒業までのぞみと付き合って、卒業したらかおりと付き合う」
「なにそれ都合良過ぎてウケる」
「それが1番平和」
、、、、、、、、はぁ?
ここで私の中の何かがプツンと切れた。
この会話聞いてまで流石にもう付き合っていけない。
もう限界。
なに、卒業まで付き合うって。
私の気持ちはどうなるの?
ほんと都合のいい女になっちゃったなぁ。
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