第3話

「俺と付き合ってください」







え。



え。え!え?えええええ???










面と向かって、しかもこんな風に抱きしめられて告白されたことがない私。




しかも相手はみんなの人気者。






更に頭の中がパニック状態。





「だめかな?」





抱きしめられていた腕が解け、顔を見ながら聞いてくる。








「え、いや、ダメじゃないけど、、」




「けど何?」




「なんで私?え、私でいいの?」




「お前がいいの。ずっと好きだったの。お前に彼氏がいる時からずっと。」




「え」







そうだったの?え、全然分かんなかった。

この瞬間、なんか凄く心がぽかっとして、嬉しい気持ちに包まれた。そんなに思ってくれていたのなら、幸せにしてくれそう。そう感じた。

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