第12話

空にはたくさんの星が輝いていた。





 ほんとだ…。すごくきれい!




「でしょ。」




そう言って笑ってくれた。








しばらく星を見ていたら、ふいにユウキくんが立ち上がる。




消えたぬくもりと夜の寒さに驚く。



ちょっと寂しい…なんて思いつつ。





「さて、そろそろ帰るよ。」




 もう帰っちゃうの…?




やっぱり寂しくて思わず呟く。





「我慢できなくなっちゃうからね。」




 我慢?




変な言葉に首をかしげる。





「うん、ごめんね。おやすみ、また明日。」




 …また、明日。おやすみなさい。





明日も会えるらしい。嬉しくなって笑顔で手をふりかえした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る