第12話

―――ボーン



古い時計の音が、1時を知らせる。





君の手を、握った。




「こうしていれば、1人じゃないって思い出せる?」




君の目から雫がこぼれる。







抱き締めたくなった。




でも、星を見つめたままポロポロと涙を流す君の横顔がすごくすごく、美しかったから、愛しかったから、我慢した。




愛しい。



俺は君を愛しいと思った。

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