第40話

「…んっ…」



突然、暁に唇を塞がれた。



優しく包み込むようなキス。



…暁の優しさや大切に思ってくれてる気持ちが伝わってくる。



そんなことを考えていたら、暁の熱い舌が入ってきた。



「…ん…」



暁に舌を絡み取られたのが嬉しくて、俺も暁の舌を絡み取る。



「…んっ、はぁ…んん…」



「……颯斗……」



クチュ…クチュ…と舌が絡み合う厭らしい音が聞こえる。



その音に顔が赤くなった。



「…ん、何で赤いの?」



わざと耳元で喋る暁。



「ちょっ…あきらっ…」



だんだん暁のキスが激しくなってきた。



「んっ…はっ…はぁ…んっ、」



「……颯斗、エロい」



「なっ、あ…暁も…んっ」



まだ俺が喋ってるのに、それを遮ってキスしてくる。



……どんだけキスしたいんだよ



すると、暁の唇はスッと俺の首筋に移動した。



ちゅっ、と首筋にキスを落とす。



くすぐったくて、

ビクッと体が跳ねた。



「ふっ、かーわいー…」

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