第25話

「ねぇねぇ、どうしたの?」



「1人~?」



すると突然、2人組の男達に声をかけられた。



「1人じゃないです、人を待っているので…」



丁寧に答えてやる。



演技、完璧じゃね?



「あ、そうなのー?」



「じゃあ、待ってる間に俺らと遊ぼうよ!」



「えっ…」



待ってる間にって、おい!



「すぐ来ますので…」



遊びに行ったら、暁…絶対怒る。



「大丈夫、大丈夫!」



「ちょっとだけだから、」



そう言って、俺の腕をグイッと引っ張る男A。



「ちょ、」



かなりの力で引っ張ってますよ?



「こっち、来てよ~」



「3人で良いことしよ~?」



人気のない薄暗い草むらに引っ張られた。



「…何ですか?」



ちょっと強めに聞いてみる。



「お!強気~」



「好きだなぁ、そーゆー子」



……もしかして、

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