第24話

結局…1発も当たらなくて、暁は俺に焼きそばとフランクフルトを奢ることになった。



「ん~!んまぁ~!!」



フランクフルトを頬張る。



「そんなに入れたら、喉に詰まるよ~?」



「ぺーぴ、ぺーぴ、(へーき、へーき、)ヴッ…んぐっ…!」



「ちょ、大丈夫!?」



バンバンと背中を叩いてもらう。



「…んくっ…ぷはっ!」



「だから言ったじゃん…」



「はぁ…し、死ぬかと思った…」



「もう…大丈夫?」



「うん、なんとか…」



「俺、水買ってくるから…あそこで待ってて?」



「うん」



暁に言われたところは、

小さな神社の石段だった。



石段に腰かけて、暁を待つ。

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