第33話
目が覚める。
自分はいつのまに寝ていたんだろう。
横を見ると、夏輝がいた。
うっすらと夏輝が来たのは覚えてるけど、その後の記憶が曖昧だ。
「気分はどうだ?」
「普通。問題はない」
「そうか。」
「で?俺はなんで寝てたわけ。」
「…赤の他人が首付近に手をやる行為がダメらしい。知り合いが良いから分からないけど過呼吸起きたら理玖が辛いし、わざわざ試す必要はないと思う」
「ー…はっ、弱いな、俺」
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