第16話

「そう言って食べない気でしょ!今日のメニュー食べれるじゃん!!」



ー…いつもならこんなに食い下がらないのにそう説得してくるのは、俺の食の関心のなさを春風メンバーに伝えるためだろうか。


誰に説得されたところで食べない事実は変わらないのに。



「皐月。さっさと食べろ。そうしたら、帰るから」


「ー…理玖のわからずやー!」



そう叫んで怒りながら料理を運んでいた。

これは当分不貞腐れてるなとため息をこぼした。

これ以上居ても意味ないなと思い先程吸えなかったタバコをコンビニに吸いに行くことにした。


「ー…煙草吸ってくる、食べ終わる頃に戻るよ」



誰かが止めてくる前に、急いで部屋をでた

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