第7話

ー凌サイドー


「ー…寝ちゃった?」


肩に頭が乗った感覚がし、横を見たら理玖君だった。寝てしまったのかと理玖君の横にいる皐月君に聞いたら頷かれた。


「理玖、所構わず寝るのが大好きなので。…人の肩借りて寝るのは、珍しいけれど。」


甘えてくれてる証拠だと思い、不思議と嫌ではなかったからそのままにしておいた。

急にこちらの事情に巻き込んで、連れ回して。


申し訳なさの塊しかない。



「凌、口にやけてっけど?理玖に惚れたか?」


「ー…そうかもね?」


夏輝の声にクスッと笑いながら答えた。



ー凌サイド終ー

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