第32話

女はその日はなぜか朝からブルーになりつつあった。



「でかいって・・重いって・・・そんな暴露しなくてもいいやんけ・・・しかもとどめに邪魔って・・

プレゼント邪魔なんか!??」



プレゼントが邪魔という組み合わせは多分このとき最初で最後に聞くフレーズかもしれないと今でも女は思う。



そして胸の中のもやもやしたものを抱きながら

女は車を彼氏の家へと走らせた。



家に着くと彼氏は外にいた

そして車から出てきた女に気づく。



女「ねープレゼント邪魔ってなんなんさぁ・・」

女は不満を彼氏にぶつけながら車から降りる



男「ちょっとちょっとこっちこいよ」



男はそんな女の言い分聞く耳もたずに家の裏影から

手招きする。



女は少しドキドキした


(えっそんなくらいとこに誘って・・はっはーん・・

さては誕生日おめでと♪チュッっていうシチュエーションだな・・はづかしいじゃないか・・・テレテレ

何もこんな家の外で・・)



そんな思いを抱き手招きされたほうへ近づいた。

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