概要
5年前、田舎の家のひなまつりは散々だったけど、今年は違う!
小学6年生の亜実は、両親に連れられて祖父母の家に来た。そこは5年前は薄暗くて寒い古民家でポットン便所に恐怖し、遊ぶものが何もないことに退屈し、亜実には食べられない郷土料理ばかりで「二度と来ないもん」と思うほどであったが、今年はがらりと変わっていて、亜実にとっては最高に楽しいひな祭りになった。
なぜなら祖父母は、5年前の失敗を反省し、現代の都会っ子の嗜好を調べて念入りに準備したからである。祖父母ががんばった理由は――。
なぜなら祖父母は、5年前の失敗を反省し、現代の都会っ子の嗜好を調べて念入りに準備したからである。祖父母ががんばった理由は――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!もう一度チャンスを!
五年前、田舎のおじいちゃん家での雛祭り。
亜美ちゃんにとったら、厄日そのものでありました。
古くてガタガタいう木戸とかコワイし、真っ暗なトイレなんて行きたくない。
それにジェネレーションギャップもありますからね、馴染めない部分だらけ。
……雛人形って、厄を代わりに受けてくれる役目もあるらしいんですけどね。
亜美ちゃんのトラウマまでは防げなかった模様。
今年も、寒い・怖い・不味いの三拍子かと思いきや……おじいちゃん達も、五年前を反省して進化していたようです。
すべては孫の笑顔が見たいから。
どんなブラッシュアップだったか、ぜひお読みください。
お雛様も役目、果たしたんじゃないかな?