概要
間違いだらけで楽しいひなまつり
人里離れた妖怪の里。
そこでは異国から訪れた西洋の妖精たちと日本の幼い妖怪たちが仲良く暮らしています。冬の終わりに近づいたある日、空を飛び回るピクシーが人間の世界で「ひなまつり」という不思議なお祭りを目撃します。
「ひなまつりって、なあに?」
好奇心旺盛なピクシーの問いかけに、幼い妖狐のコン、唐傘おばけのガシャ、そして几帳面なブラウニーも興味を持ちます。誰も正確には知らないこの謎のお祭りの正体を探るため、四人は人里で調査に出発。
赤い布、階段状の飾り、人形、お供え物……。それぞれ断片的な情報を持ち寄り、これらの意味を自分たちなりに解釈していくうちに、妖怪と妖精たちは独自の「ひなまつり」像を膨らませていきます……。
そんなちょっと間違った、でも心温まる初春の物語。
そこでは異国から訪れた西洋の妖精たちと日本の幼い妖怪たちが仲良く暮らしています。冬の終わりに近づいたある日、空を飛び回るピクシーが人間の世界で「ひなまつり」という不思議なお祭りを目撃します。
「ひなまつりって、なあに?」
好奇心旺盛なピクシーの問いかけに、幼い妖狐のコン、唐傘おばけのガシャ、そして几帳面なブラウニーも興味を持ちます。誰も正確には知らないこの謎のお祭りの正体を探るため、四人は人里で調査に出発。
赤い布、階段状の飾り、人形、お供え物……。それぞれ断片的な情報を持ち寄り、これらの意味を自分たちなりに解釈していくうちに、妖怪と妖精たちは独自の「ひなまつり」像を膨らませていきます……。
そんなちょっと間違った、でも心温まる初春の物語。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!現代ファンタジー×和洋折衷ひなまつり、童話のような雰囲気が温かいです♪
異国の妖精と、日本の幼い妖怪とで、「手探りでひなまつりをしようとする」のが童話的な雰囲気で可愛らしい!
「くりすます〝つりぃ〟」だから「ひなま〝つりぃ〟」では? などなど、随所でトンチの利いた仕掛けも面白く、読んでいてずっと楽しい作品でした。
何より「妖」といっても、妖精も妖怪も言動が可愛らしくて、ほのぼのほんわかできるのですよね……「ひなまつり」を勘違いしつつ、だけど心から楽しんで大宴会する、その情景が鮮やかに目に浮かぶようでした。
3月とはいえまだまだ寒気が続くだけに、温かな春の息吹を体感できるような短編。
約2200字ほどで読みやすく、是非ともオススメしたい作品です!