第41話

もうすぐ二月。


三月にアタシ達は高校を卒業する。


ゆっくんもダイチくんもマーくんもホノもアタシも無事に卒業出来そうで一安心。


ゆっくん、ダイチくん、アタシ、ホノは春から大学へ。


マーくんは就職組。


大学の場所もアタシは地元の大学に通うけど、ホノはここから結構遠い進学先で一人暮らしをするんだそう。


ゆっくんとダイチくんはまさかの同じ大学で、隣の県にある所に行くんだって。


マーくんの就職先は詳しくは知らないけど、どうもお父さんが居る会社に就職するらしい。



「ダイチー!ユラちゃーん!おっせぇよ!」


「ごめんごめん!デートが楽しくて、ね?」


「ふふ、うん、ごめんごめん」


「てかそのでかいぬいぐるみ何だ!?デカすぎだろ!!」



こんな会話を出来るのも、こんな時間を過ごせるのもあと少しだけだという事実に少しだけ寂しさを感じる。



「今日もヒビキさんの所行くの?」


「うん、まあ今日はヒビキの家だけどね」


「家!?ハレンチなっ!!ダイチ!!いいのか!?」

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