第39話
「……惜しい、もう一回する」
「もうちょい右、いや!行き過ぎ!……うわ!行き過ぎ行き過ぎ!」
「端から攻めるスタイル」
「ふは、なんだそれ……え!?取れたの!?すげぇじゃん!!端攻めスタイル!!」
「ユラ様とお呼び」
「ユラ様仏様女神様!!良かったね!!ユラちゃんクレーンゲームどんどん上手になって行くね?」
「うん。ダイチくんが良く連れてきてくれるお陰」
アタシの好きなキャラクターの大きなぬいぐるみを取る為に、隣町にある良く取れるゲームセンターまでやってきた。
「それは嬉しいなぁ〜。あ!つかユキヤと合流しても平気?そのまま飯食おーぜ!」
「うん、大丈夫。今日は何食べんの?」
お目当ての大きなぬいぐるみを抱き抱えたアタシをぱしゃりと写真に勝手に収めるダイチくん。
止めてって言ってもにやにや笑って聞いてくれないからもう言うのはやめた。
「ちょ、また頭撫でたっ」
「ふは、かわいーね?ユラちゃん」
写真を撮ったり何かした後は必ずアタシの頭を撫でる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。