第24話
「あ、おかえり〜!!大丈夫そうだったね!!」
「うん、あの、狂犬って何時来る?」
「もう来ると思うよ?入口付近に一気に集まってるでしょ?あれ、乱の幹部が来る時にしかあーならないからさ!」
「ウチらもあっち行く〜?」
「此処に居てもリュウさん多分来てくれると思うから、狂犬もその時一緒に居るでしょ〜!」
「いいなあアカネは認知されまくってて……」
「そりゃまあ小さい頃からずーっと好き!って言い続けてるからね〜!」
電話が終わり席に戻るとかたん、と音を立ててアタシの前にカルピスが置かれた。
緊張と焦りで喉がからからだったアタシはそれを一気に飲み干した。
バーテンダーの人はマコトさんとは違って女の人で、アタシの事を見て泣きそうな顔になってた事を覚えてる。
この人と会った事あったっけ?と思ったけど絶対に無い。
だってそもそもこの街に来たのはこれが初めてだし、アタシの友達はホノとヒイロちゃんだけだ。
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