第23話
今日初めて会った彼女達にお礼を言いながら指定されたクラブの端まで移動をし、ゆっくんに電話を掛ける。
「もしもし!?ユラちゃん!?大丈夫!?」
「ゆっくん、ごめん。……大丈夫」
「今何処!?俺らも後十分で着くから!!」
「"乱"っていう暴走族のクラブ」
「は!?乱!?乱って百鬼連合の!?」
「ごめ、それは分かんないんだけど……」
「……会えたの?」
「ううん。でもsilentの狂犬が此処に出入りしてるって話してる人達が居て、それで……」
「成程ね、分かった!!急いで行くから!!絶対行くから!!危ないから明るい場所に居て!!」
「もうすぐその狂犬が来るって言ってたから、それまでは待ってみる。……本当ごめん、勝手な事して」
「大丈夫!!大丈夫だから!!俺らもタクの事心配してっから!!兎に角ユラちゃんが無事で良かったよ……」
電話を切った後、ゆっくん達に場所が早く伝わるように一応位置情報を送信しておく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。