第16話
「隣の県に入ったよ、それで何処で降ろそうか?」
「あ、ちょっと待ってください」
そう言えば二県隣の県とは聞いてたけど詳しい住所聞いてなかったな、と思ってゆっくんかダイチくんに連絡をしようと携帯を開く。
次々にアタシの携帯に送られてくるゆっくんとダイチくんからのメッセ達。
そのメッセに既読を付けて『ごめん、一人で向かってる。住所教えて』とした打ち込み返信ボタンを押し、送信。
「あー……えっと、この県で一番大きい繁華街ってありますか?」
「あるにはあるけど……。お嬢ちゃん、彼処は余り行かない方が良いかもしれないよ?」
「そこで大丈夫です。お願いします」
「……本当に危ないからね、無法地帯って呼ばれているような所だよ?」
「それでも……そこが一番可能性が高いんです。お願いします」
可能性が高いと言うのはアタシの勝手な推測。
silentのメンバーはタクを探す為に繁華街に行っていると言う話をゆっくんから聞いた。
何処のとかは聞かなかったけど、取り敢えず大きな所から見て行こうという判断になった。
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