2日間の恋人

第8話

《2日間の恋人》

そこから1ヶ月くらいして今日一輝から電話きた。どうしたんだろうって出たら、

『今どこ?会おうよ』

『いいよ』

いつも以上にメイクして、毛もそって一輝が好きそうな服装で会いに行った。

『おかわいいじゃん』

そんな言葉に頬を赤らめてしまった。

『え?そうかな、嬉しいありがとう』

誰よりも幸せだった気がする。

『どこ行くの?』

どこ行くか分かってたけど、あえてこの質問をした。

『ホテル』

合ってた。

そっから体を重ねて、事後に煙草を吸った。

みんなあなたのことクズって言うけど、全然クズだと思えない。ほんとはめっちゃカッコイイし、クズじゃなくていい人だし、大切な人とまで思ってしまう。

これが沼っていうものか、、

この時沼の意味を知った気がする。

ねぇ私の事すき?って聞きたかった。すきって嘘でも返して欲しかった。でもそんな勇気はなくて。

ホテルで2日過ごした。

体を重ねるのはちょっとだけで、その後は話しながら飲んだりキスやハグだけだった。

プレゼントをくれた。

『まちゃに似合いそうなピアス見つけてさ』

めっちゃ嬉しかった。恋人みたいだななんて思って。意味は

『いつも自分の存在を感じて欲しい』

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