猫猫
日本語破綻文字打ち中毒執行人
第1話猫猫
夜、猫は井戸端会議をしているらしい。そんな噂を耳にした僕は夜中に散歩をした。
公園脇の道路を歩いていると、「にゃー」「にゃー」「にゃー」と無数の猫の鳴き声が聞こえてきた。
僕は歩を進めて鳴き声の方へと進む。すると猫が団子状になっていて、酒池猫林状態だった。
「見たにゃ」と猫は言った。僕は逃げようと思ったが、猫の得体のしれない魔力に動けなくなり、やがて景色がぐるぐると周りだし、気づけば猫の村にいた。
「ここに来たにゃら、もう帰る事は出来ない」
しかし、僕にとってそれは好都合だった。なぜならば僕は猫が死ぬほど大好きで、猫教信者だったからだ。
「猫猫、猫猫。猫と話が出来る。楽しー、嬉しー」
「にゃんだこいつ。目がやばいにゃ」「確かにやばいにゃ」
猫がひそひそし、やがてざわざわし、そして悲鳴を上げ始めた。
「猫狩りにゃ。猫ストーカーにゃ。猫悪魔にゃ」
猫達は一斉に逃げ出した。が、僕はそれを許さない。
「逃がさないんだから。僕の可愛いにゃんこ達」
その後、僕は猫村から強制的に追い出された。そして猫達はその後、この町から姿を消した。
猫猫 日本語破綻文字打ち中毒執行人 @mojiuchisyuukann
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