第19話
⑳中東直己(なかひがしなおき)【外野手】背番号00(34歳)
「ちゅうとう」ではありません、「なかひがし」です。
広島県呉市出身で、あだ名は「ノミ」。
守備も打撃も平均的な選手ではありますが、そんな中東の最大の利点は、どのポジションでも守れる(ただし投手以外)こと。
普通の選手はポジションがおおかた限られており、試合中にその選手が負傷したりすると控えの選手の中からそのポジションを守れる選手を探すのですが、そんな時に中東がベンチメンバーにいると大変便利なのです。
特にキャッチャーができる選手は非常に限られているので、緊急時には中東がキャッチャーマスクを被ります。
性格はとても温厚で、ファンサービスも積極的に行います。
試合中に雨が降って中止になっても、土砂降りのグラウンドで『恋するフォーチュンクッキー』を踊ったり、ヘッドスライディングのパフォーマンスをおこなったりして、少しでもお客さんに楽しんで帰ってもらおうとする優しい選手。
なお、中東のお母さん特製のイチゴ大福はカープ選手にとって勝利を呼ぶスイーツとして喜ばれており、NHKの『グレーテルのかまど』という番組でも取り上げられました。
***
㉑梵英心(そよぎえいしん)【内野手】背番号6(35歳)
日本にたった10人しかいないという変わった苗字を持つ選手。
お察しかと思いますが、実家は広島県三次(みよし)市で江戸時代初期から続くお寺です。
なんで「梵」と書いて「そよぎ」と読むかは不明ですが“林の中に風が吹きわたってそよぐ”とした説が有力だそう。
「携帯でも“そよぎ”で“梵”が一発変換できるようになったのは弟の活躍のおかげ」と兄の梵大英さん(副住職)もいたくお喜びです。
そんな「ヨギさん」は攻・走・守ともに高い能力を持つベテランで、特に盗塁が上手でした。
しかし11年に膝を故障してしまい、以降は不調ぎみ。
でもまだまだヨギさんが必要になる場面は来ると思うので頑張ってほしいです!
性格は「ドS」でポーカーフェイス。チャームポイントは可愛い八重歯です。
***
㉒永川勝浩(ながかわかつひろ)【投手】背番号20(35歳)
ながかーさんは、私が一番大好きな選手なんですっ……(´艸`*)
広島県三次市出身で、梵とはリトルリーグ時代からの幼馴染み。
“お化けフォーク”とも呼ばれる落差の大きなフォークボールが武器。
長い間、抑え(クローザー)を務めていましたが、コントロールにムラがあり、絶対的守護神とはなれませんでした。現在は中継ぎ(リリーフ)として活躍しています。
カープ一筋。FA権(長年活躍した選手に与えられる自由に移籍できる権利)を取得しても「生涯カープでやりたいから」と興味を示さないほどのカープ愛の持ち主です。
ながかーさんの魅力はそのプロポーション。背が高く、手足もすらりと長く、がっちりとした肉付きが野球選手として魅力的です。
いやまぁ、顔は|´」`|(←こんな感じで)地味なんですが、笑うと可愛い八重歯が覗いて可愛いんですよぅ~!
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