日本で一般的に「プロ野球のチーム」と呼ばれているのは、日本野球機構（ＮＰＢ）傘下のセントラル・リーグ６球団とパシフィック・リーグ６球団の、全１２球団を指します。

　ちなみに、この他にも多くの「独立リーグ」（信濃グランセローズが所属する「ＢＣリーグ」など）や、女子プロ野球などがありますが、説明は省略しますね。

　広島東洋カープが所属しているのは、セントラル・リーグ（セ・リーグ）。

　公式リーグ戦では、このセ・リーグの球団同士で試合を行います。

　（ただし、シーズン中盤にはパ・リーグとの「交流戦」が設けられています。）

　カープ以外のセ・リーグの５球団を紹介しましょう。

①読売ジャイアンツ（読売巨人軍）

　本拠地球場は東京ドーム（東京都）。

　日本で最も歴史の長い老舗球団。親会社は読売新聞。

　選手層が厚く、全体的にレベルが高い。

　日本全国に広くファンを有する。

　監督は高橋由伸（今季から）。

　マスコットはジャビットなど。

②阪神タイガース

　本拠地球場は阪神甲子園球場（兵庫県）。

　巨人に次いで歴史が長い。親会社は阪神電鉄。

　ジャイアンツの宿敵。

　「虎キチ」と呼ばれる熱狂的なファンに支えられている。

　監督は金本知憲（今季から）。

　マスコットはトラッキーなど。

③中日ドラゴンズ

　本拠地球場はナゴヤドーム（愛知県）。

　巨人、阪神に次ぐ老舗球団。親会社は中日新聞。

　手堅い守りの野球に定評がある。

　東海地区で人気が高い。

　監督は谷繁元信。

　マスコットはドアラ（ネット上のあだ名は“荒ぶる有袋類”）など。

④東京ヤクルトスワローズ

　本拠地球場は明治神宮野球場（東京都）。

　前身は国鉄スワローズ。現在の親会社はヤクルト。

　昨年のリーグ優勝チーム。

　ファン気質は穏やかだが、巨人への敵意は隠さない。

　監督は真中満。

　マスコットはつば九郎（ネット上のあだ名は“畜生ペンギン”）など。

⑤横浜DeNAベイスターズ

　本拠地球場は横浜スタジアム。

　前身は大洋ホエールズ。親会社はモバゲーのDeNA。

　攻撃力が高いが守備力にやや難ありと言われるチーム（今年はそうでもないけどね）。

　ファン気質はポジティブで明るい。

　監督はアレックス・ラミレス（今季から）。

　マスコットはＤＢスターマンなど。