3 基本的な用語を覚えよう

第4話

1 カウントとは


スタジアムに行くと、あちこちに次のような表示があります。


B ●●●

S ●● 

O ●● 



これは「カウント」と呼ばれ、その時点での試合の流れが一目で分かるようにしたものです。


Bは「ボール」。

ピッチャーが投げた球が本塁上のストライクゾーンを通過していなければ「ボール」と判定されます。

ボールが4つカウントされたら「フォアボール」で、バッターは塁に進めます(バッターの勝ち)。


Sは「ストライク」。

ピッチャーが投げた球が本塁上のストライクゾーンを通過するとストライク。

ストライクが3つカウントされたら「三振」となり、アウトになります(ピッチャーの勝ち)。


Oは「アウト」。

アウトが3つカウントされたらチェンジです。


ボールとストライクのカウントは、しばしば省略した言い方をすることもあります。

例えば「2ボール・2ストライク」を「ツー・ツー」と言ったり。

また、「3ボール・2ストライク」は「スリー・ツー」ですが、次の1球で勝負がついてしまうことから「フルカウント」と言ったりもします。






☆おまけ☆(ちょっぴり難しい話)


フォアボールは、多くの場合はピッチャーの失敗によるものですが、たまに、戦略としてわざと行うこともあります。

例えば、今から対戦しようとするバッターは強敵だけど、その次のバッターなら抑えられそうな気がするとき、最初のバッターとの勝負を避けるためにわざとフォアボールにする場合です。

これを「敬遠(故意四球)」と言います。

有名なところでは「ゴジラ」の愛称で親しまれた松井秀喜氏が、高校野球の甲子園大会で、5打席連続で敬遠をされたケースがあります。

つまり、ゴジラ松井はこの試合の中で一回も勝負をさせてもらえなかった(活躍の場を奪われた)ということですね。

それだけ松井秀喜氏が高校時代から凄いバッターだったということではあるんですが…(;^ω^)

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