ニ
何かが起きるわけでもない
何かが始まるわけでもない
タバコが根本まで燃え熱くなってきていた
立ち上がりそして昨日のことを考えてみる
何も覚えていない
家へ帰った
安酒のゴミと安い香水の匂いが鼻についた
ぐちゃぐちゃな部屋の中に転がる楽器を見て
「どうしてこうなったんだろうな」
つぶやいてみる
何も変わらない
ここにはもう戻ってくることはない
なけなしの金をカバンに突っ込んだ
どこへでも行ける気がした
あとがき lie @ryu_nukkr_
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。あとがきの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます