第13話
「お客様これは毒虫の幼虫なんかではなくマダラ草の実でございます。食べてもなんの害もございません。」
そういうとお客様はさらに顔を赤くしてそんなわけないと強く主張してきた。
そして毒虫の幼虫じゃないなら私に食べてみなよと言ってきたのだ。
「わかりました。ではいただきます。」
私は周りが止める中お客様の前で毒虫の幼虫と言い張る物体を食べた。
「ごらんのとおり私は死んでません。よくいるんですよね~毒虫の幼虫とマダラ草の実を間違える愚かな人が。」
「っっっ!!!!」
「お客様これだけのもめ事を起こしておいて何も言わず帰る、というのはないですよね?」
私はまんべんの笑みでチーフとイズサに謝るよう促した。
「…す、すみませんでした……。」
チーフとイズサは謝罪を受け入れてお客様のお帰りを見送った。
お客様が帰るとイズサにありがとうと言われチーフにも助かったと感謝された。
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