第16話
「七森です」
僕は自分の番がきて名前を言った。
十五人中女性が十人で男は五人しかいなかった。
ここ最近この会社の経営が右肩下がりらしく新たにこの会社からファッション雑誌を出すことにしたと自己紹介の後に説明をされた。
それから一人一人担当を告げられ僕はどうやら経理らしい。
前の部署でも同じようなことをしていたから抜擢されてしまったみたいだ。
担当の中には『モデル』と告げられていた人もいた。
モデルを雇うお金さえもケチるのか。
申し訳ないけどモデルの子はたいして可愛くない。
十人中一番マシってだけで他にいなかったのかと思う。
これなら里子ちゃんの方が何百倍もかわいいな。
そう思いながら僕は業務開始の合図とともに仕事を始めた
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