中国は2050年。日本は1990年。日本株は価値がある
https://www.youtube.com/watch?v=zGsN301nVZs
中国の電気(EV)自動車事情がとんでもないことに…
↑上の動画をぜひ見てほしい。動画の後半でシンセンの町中を
ファーウェイ製の電気自動車が自動運転で走っている。
動画の中でこのように語られている。
人民元=蓄電池の通貨。米ドル=石油の通貨。
次の時代のエネルギー問題を考えると、前者が覇権を握るとのこと。
中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は、世界最大の蓄電池メーカー。
電気自動車。問題なのは技術面だけではない。日本でも自動運転の実証試験は行われている。問題は公道を走る際の法律の制定だ。日本の国会は、石破の10万円お小遣い問題をどうするかで揉めており、まともな政策論議ができない。安倍時代、17年のモリカケ問題からずっとこんな感じ。与野党は全部腐ってる。
政治の衰退から国家の衰退がはじまる。日本で自動運転の法律(国土交通省だろうか)ができるまでに、2050年までかかることも覚悟せよ。うちの国の場合はまず、まともに仕事ができる内閣総理大臣を選ぶことだ。残念なことに適任者がいない。日本の政治のレベルは1990年でおそらく止まっている。
俺がまだ3歳だった時だ。
俺が確信しているのは、日本と中国との間で、2050年までに文明のレベルに
100年の差がついてもおかしくないと言うことだ。いや、さすがにそれは言い過ぎだろうと言われても仕方ないが、そのくらいの危機感を持った方がいい。
(-ω-) え……。それじゃあ、日本株を持ってる意味はないの?
そう言われてしまいそうだが、そんなこともない。
中国のシリコンバーと呼ばれるシンセンに比べたら、現在の日本では、日本初の世界的なイノベーションなど0と言い切っていいだろう。宇宙ロケットの打ち上げもたびたび失敗してる。昔はソニーのテレビのトリニトロン、カセットウォークマン、プレイステーションとか発明がたくさんあったのにね。
3月19日付で、新しい四季報がSBIに掲載された。
各銘柄の四季報の画面から最新の見通し(26年3月期の通期業績)が確認できる。
あくまでアナリスト予想なのであまりあてにはならないが、
我が国の電子機器メーカーが依然として苦戦中なのがわかる。
だが俺は、その電子機器メーカーこそ長期で保有する価値があると思っている。
具体的には、ニデック、安川電機、村田製作所、ファナック、富士フィルム、
日立製作所などのグロース株だ。
我が国ではIPO市場が衰退している。
最近の東京メトロ、JX金属などの大型案件は、オールドエコノミーである。
地下鉄は言うに及ばないが、JX金属にしたって精錬する特定の金属において
世界シェアを持っているだけで事業自体はなんとも古臭い。
中国では携帯メーカーのシャオミ、電池、家電製品のアンカー、総合家電のファーウェイ、ドローンのDJI、検索サイトのバイドゥ、ダウンロードゲームのテンセントなど書いたらキリがないが、次々に世界的な企業が生まれている。
今ではスマホやタブレットのみならず電気自動車まで作るシャオミ、家電量販店でもスマホ用バッテリーが売られてるアンカーは、2010年以降に生まれた企業なのだ。アンカーのヘッドホンも日本のお店で普通に売られている。
今日、ユーチューブでベトナムの地下鉄の動画を観たが、東京と何も変わらないクオリティで笑った。もう、新興国はここまで発展してきているのだ。インドネシアのジャカルタにそびえたつビル群を見たら、もう笑うしかない。なんという未来都市か。
(ベトナムやインドネシアの都市は都市計画が甘く大気汚染がすごいのだが)
東京は、俺の目から見て2019年から何も変わってない。
(*´ω`)
我が国は年老いた老人なのだと改めて思い知らされる。
【日本は知識と技術が豊富な70代の老人。他のアジアの国は20歳の若者だ】
70代が「よーいどん」をしてかけっこをして、20代の若者に追いつけるか?
無理だ。つまりそういうことだ。勝てない分野で勝負をするべきじゃない。
(*ノωノ)え…じゃあ日本株は買ってはいけないの?
そうではない。
老人には、老人にしかない武器がある。【知恵と経験】だ。
日本は足がガタついており、杖を突いて歩く老人だが、歴史がある。
明治の時代から日清日露戦争、昭和の日中戦争、太平洋戦争を戦い抜いた。
かつては巨大な空母艦隊を組織し、鬼畜欧米共を蹴散らし、戦艦大和を建造した。
【このような経験を、中国も東南アジアも中東もアフリカも持ってない】
西洋に対して抵抗するだけの軍事力を持ったのはアジアで日本だけだ。
抵抗どころではない。米英艦隊を太平洋で一時的とはいえ蹴散らした。
かつて、
ダイキンが爆撃機のラジエータ(エンジンの冷却器)を作っていた。
三菱重工や川崎重工は日本軍の主力兵器を生産していた。
海運企業は商船隊を率いて日本に貴重な戦略物資を運んだ。
先にあげた、グロース株を思い出してほしい。
村田のセラミックコンデンサ、ニデックのモータ、機械装置、
安川のACサーボモータ、ロボットアーム、富士フィルムの医療機器、
これらに共通するものは何か?
電子機器では医療のテルモ、カメラのみならず、医療の検査装置まで作るキヤノン
も含めてもいい。電子と名のつくあらゆる製品を作るソニーも当然。
共通点は、古い技術をさらに進化させることにある。
ニデックの作る「減速機モータ」は、力強さを発揮する。
大型のマシンを動かす心臓部として「ゆっくり、馬力を出す」トルクモータだ。
車でもギアを1にすると遅いけど山道も登れるように。
ニデックの例にあるように、このような基本性能を維持したうえで、
ニデックの製品は、軽薄短小。
村田の製品も、軽薄短小。
スズキの軽自動車も、軽薄短小。また無駄がなく美しい。
ホンダのバイクは頑丈でそうそう壊れない。
クボタのトラクターも頑丈でそうそう壊れない。
コマツや日立建機は壊れた後のアフターサービスまでやってくれる。
ダイキンは壊れる前にICTで察知して勝手に治しに来てくれる。
俺が思うに、日本製品の本質は「小さい」「省電力」「高耐久性」
そして「価格は少し高めだが、結果的に安上がり」と言うことに付加価値がある。
日清のカップ麺だって世界のシェア5割を持つが、中国韓国よりは価格が高い。
(*´ω`)
ここから読み取れることは、日本企業はすでに進化が止まったオールドエコノミーの分野で強いことだ。これは持続的なイノベーションによって製品レベルでの基礎的な技術力を磨いたことにある。
特に電子機器メーカーは、革新的な何かを生み出すことはできないが、
革新的な製品に対する部品の供給という側面では強い。
これからは中国を筆頭とした東南アジアから新しい製品がどんどん生まれるだろう。
AI、データセンター、自動運転だけでなく、宇宙開発、月面探索、海底探索かもしれない。
そのいずれの発明に対しても電子機器は必ず必要とされる。
ニデックが「5つの大波」と呼ぶように、いつどの国から受注が来ても良いように
常に技術を磨いておいて、いざ注文が来たら迅速に生産する。
村田製作所はスマホ、PC,自動車、データーセンターの分野AIの時代の波に乗れる可能性がかなり高いそうだ。これにしたって村田がAIを作れるわけでもなく、
彼らのやってる事業がコンデンサ部品であり、あらゆる電子機器に絶対必要な部品であるからこそ、簡単に言えば向こうから勝手に注文が来るような話になるわけだ。
ニデックはこちらから営業をかけたわけでもないのに、ブラジルのエンブラエルから
モータの専属注文の依頼が来た。エンブラエルは世界三位の航空機メーカーで軍用機まで手掛ける、南米の最強クラスのメーカーだ。
まとめよう。
日本は70過ぎの老人である。日本株も老人である。
しかし、老人の生きる知恵、今までの経験が、次の時代で必ず必要とされる。
俺が買いなさいと選定した銘柄は、ここ数年では様々な外部要因に押されて株価が低迷するかもしれないが、長期では大きな含み益を生み出すことだろう。
よいか?
70過ぎの老人が、20代の若者と同じ次元で戦おうと思うな。
これからは若い人の時代なのだ。
老人には、老人なりの生き方がある。
この話が本当かどうか、この俺が実践を持って証明してやる。
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