第3話 なんであいつは、、、
家の前に着いたけど、、、、なかなかインターホンが押せなかった。
「はぁ、」
インターホンを押せば秒単位で聞こえてくる足音。
『いらっしゃい!!!!!!!!!!!』
なんでそんなに呑気なんだろうか、というか何故如月蓮はモテるんだ?
玄関に入って辺りを見回す。今しかない。
「あのさ、」
『ん?』
健気な顔しやがって、、、、、
「今まで言ってなかったけど、まじでもう絶対に私のクラスこないで!
LINEもインスタも電話番号も知ってるのになんでわざわざここまで来るの!
もうほんとにさ、噂になったらどうすんの、モテんだから少しは考えてよ、!
付き合ってるって思われたらどうすんの??」
一気に話したせいか息が詰まる。
彼は私の話に少し驚きつつ、微笑んだ。
『でも付き合ってたのはあってるでしょ?笑』
何も返せない私を見てまたニコニコ笑う。
『もう行かないから笑来てって言っても行かないよ?笑』
少し意地悪そうに笑う彼に謎の余裕が見えてイラッとした。
「あと、お母さんとお父さん会いに来ただけだから、よろしく」
ローファーを脱いで彼より先に中に入った。
「おじゃましまーーーーす!!」
『ねぇ俺は?!会いたくなかったのーーー???!!』
「ごちそうさまでした!」
久々に食べる如月家のご飯はおいしかった。
『気をつけて帰ってね、家着いたら連絡して。』
「隣なんだからいらないでしょ笑」
『夜道ほんと危ないよ?!』
「まあまあ、蓮おやすみ笑」
『おやすみって、、え?!詩音???!!今、蓮って言った??!』
「うるさい!!!!!!!!!!!!」
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