第12話
怪我が良くなってきた。
それに伴い、
坂田が、よく あたしについて歩くことが多くなってきた。
そういえば、
前に坂田に、女がくっついてた話、
みみりんから聞いてたけれど。
みみりんは、あれから
何もあたしに言ってこない。
どうしたんだろう。
そんなある日、
あたしがグラウンドに出るため、体育館の入口に居る時だった。
段差がついているのを忘れて、
転びそうになった時。
またも、
後ろから、誰かに押された。
その時、誰かに身体を覆われた。
シャンプーのいいかおり。
――助かった?
見ると、
みみりんが、あたしにしがみ付いていて、
あたしを守ってくれたのだ。
「みみりん・・・!」
みみりんは、誰かを睨んでいた。
振り向くと、みみりんの視線の先に、
みつあみ化粧女が、立っていた。
「ばからしい。」と、みみりんが。
そうだ、
みみりん、最近どこでもあたしに付いてきていたんだ。
その意味がわかった。
「こんなことで、好きな人を振り向かせることなんて、出来ないんだよ?
ひとみ、
この人。
あんたを階段から突き落とした女。」
女は、
「だから?」
と。
あたしは、この女の開き直り方に、顔が引きつった。
でも、次の瞬間だった。
ビックリした。
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