第23話

すると、突然他の方向からの見張りが、何かに気付き、

「大変だ!!バメロンがいる!!」

「!!!」

ガサガサっと、音がしたと思ったら、体長20mくらいの ふっくりふくれたバメロンという八つ目コブラが、尻尾を振って、ポイズンベアーズにぶつかって来た。


狙いは、弱りきっている スカイだ。

口を広げ襲いかかったが、食事を運んできたあの子がスカイをかばった。


バメロンはぶつかった地面から、からだを持ち直し、ゆっくり周りをきょろきょろ見る。


スカイは女の子に、

「逃げて!」と言うと、

2度目の襲撃してくるバメロンに、スカイは目を閉じた。


すると、巨大なバメロンに

ドーンッッ、と、何かがぶつかってきた。

皆、早すぎて何か分らなかったが、誰も見た事のない大きな兜のトカゲが、目の前に居た。


すぐさまトカゲは、バメロンの首に噛みついた。


「予言書通りだわ。」


そう言ったのjは、クッキーだった。

クッキーは、コークスと出てきて、スカイの腕をほどいた。


後ろから、エメラルドが歩いてくる。

コークスは、スカイに言う。

「この間の黒炭の塊、X線で中身が分った。

絶滅してた、瓦トカゲの卵だったよ。

本を見たら、孵化させるのには、ナイフで傷つけて、そこを火であぶればいいって書いてた。


後始末はしなくても、

オス一匹だけだから、冬に自然に死滅する。」


瓦トカゲは、バメロンをくわえて頭をふってどこかへ行ってしまった。


そこに、エメラルドが周りを見渡して、

「はいはい、皆さん集まって~」


パンパンと手を叩いて、ポイズンベアーズを集め始めた。

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