第6話 迷子
廊下に螺子が落ちている
裸電球とリノリウムの間
ゲームに負けた羽虫が
眼鏡のレンズにくっついた
しとしと雨が降っていて
足が冷たい氷のように
温かい腕その中に
綿がいっぱい詰まってる
パラドックスに落っこちた
そうして時間は過ぎていき
交差点に老人が佇む
黒い霧から人形ができた
それはまるで誰かのようで
ガソリンの匂いがふっとした
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