第13話
「はい、ということで突然ですが……生里クッキングのお時間がやってまいりました!」
「わ〜すごい!」
パチパチパチと乾いた拍手
「みなさんお待たせのゲストはこちらの方です!」
「どうも〜、私立天童学園で教師をやらせていただいている霧山でーす。今後ともヨロシク☆」
明るい声と反対に応える者は誰もいない
「先生!!」
「どうしました(ニコリ)?」
沙希姉からの呼びかけに笑顔で返事をした
「気になった事があって…」
「何でも相談に乗りますよ!!」
「これやってて虚しくならない?」
「沙希姉…ソレは言わないお約束だよ」
ふむ、俺が思っても言わなかったことをズバッと言えるのすごすぎる。
とは言うものの、明日も学校があるのにもう7時を過ぎているため早く寝るには、作り始める時間だろう。
「じゃもうさっさとできる麻婆豆腐とエビチリを作るか〜」
「おっいいねぇ。中華料理結構好きだから嬉しいかも〜」
結構簡単にできて俺はよく作る。何故かというと、大好物が豆腐だからだ。
大豆食品はたいてい好きだが、特に油揚げや湯葉など豆腐に関係するものが一番好きだ。あと辛いものがとても好きで、何でも辛いものをつけて食べようとする癖がある。コレは、親にも「やめた方が良い」って言われたがやめるわけがない。俺から辛いもの取ったら何が残ると思う? 具無しのカレーぐらいになるぞ
というわけで作っていく
では早速クッキングSTART
◇
「よし完成だ」
「やった〜!早く食べよ」
「分かったよ。でもその前に……」
今回料理シーンを省いてしまったのはホントに申し訳ない、書きたかったけど作者の料理の仕方が下手すぎて説明するのがとても稚拙だと気づいたためなので繰り返しになるが申し訳ない…と虚空に向かって謝罪する。
「どこ向いてんの? 早く食べよ」
「はいはい」
「手を合わせて…」
「「いただきます」」
んん~、やっぱり美味い。我ながらいい出来だと思う。丸◯屋にはとても感謝しきれないな。そうそう、辣油もたっぷりかけて一口頬張ると…辛い!!でも香りも良くてさらに美味くなった。この時のために高い辣油買っといて良かった。
そうこうしてたら食べ終わり、さっさと片付けた。
「じゃおやすみ〜」
「うん、沙希姉もおやすみ」
自室のベッドに思いっきりダイブし、今日のことを思い出す。
「今日はなんやかんやありすぎて疲れたー」
でも悩むことないし、自由に生きていけるし高校生活は最高だなあと感慨にふけっていると、あっという間に眠気がやってきて、そのまま夢の中に落ちていった。
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