第11話
「いや、驚くも何も両親から何も聞いてないんですけど!?」
過去一驚いたと思うよ。なんか例えるなら、えっと・・・
例えが見つからない!まあでもホントに驚いた。
一旦整理しよう。
家に帰ったら沙希姉がいた。俺の家のはずなのに何故か自分の家みたいに使ってて、なんか同棲する話になってるし…
「ちょい待って。頭こんがらがるから一旦置いておこう」
素早く携帯を取り出すと素早い動きで父親に連絡をする
「もしもし、父さん!!なんで沙希姉がいんだよ!一人暮らしって話だったろ」
「そのことか父さんたちもなやっぱ一人暮らしは寂しいんじゃないかという話をしていたんだよ…そうしたらお隣の霧島さんの娘さんが圭と同じ学校に転勤すると言っていたから、どうせなら一緒に済ませちゃおうって話になったんだ」
「もう事情は分かったから、今は何でそれを早く言ってくれなかったのかを聞いてるんだよ」
「いや〜、圭はサプライズ好きだろ?」
「心臓に悪いんだって。もっと和やかなサプライズが欲しかった!」
「あ、もう時間だ」
「何のだよ!?」
「今から母さんと日本一周旅行行く予定だから新幹線乗らなきゃ」
「は、ちょい待って。まだたくさん聞きたいことがあるのに…」
「じゃ、そういうことで頑張って」
プッと無情にも電話は切られた
「大変だねぇ圭ちゃん」
「……平和は訪れないものなのか………」
この世の非情さに思わず上を見るしかなかった
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