第10話






 歩くこと十分。





「ただいま」


 



 家に帰ると同時に呟いた。




 これを忘れたら、家に帰ってきたという実感が湧かない。




 昔からの習慣というのもあるけど、一番は寂しさを紛らわすためかもしれない





 ん? 




 なんか洗面所から音が聞こえてくる。




 誰だ?父さんだったら事前に連絡ぐらいするだろうし…




 この時、俺の第六感がヤバいと言い始めた。





 直ぐに両親へ電話をかけようと携帯を取り出した時、




 「あ、おかえりなさい」




 そう言ってでてきたのは風呂上がりなのか髪が降ろされ、若干いつも俺が使っているシャンプーの匂いがする沙希姉でした~。






 いや、Why?






 どういうこと!?



 え、鍵は!?



 違う今はそれじゃない!



 どうなってんの!?(錯乱状態)




「ふふふ、驚いたかな☆どうかな?やっぱり、ラブコメには女子との同棲が必要だよね☆」




 すっげぇニヤついた顔で俺を覗き込んできた。





 こんなん予想できるはずもなく、大きなため息をついた







◇作者からのお詫び


 予約投稿押せてなくて昨日は更新することができなかったこと、ご迷惑おかけしました。本当にすみません……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る