第2話
とりあえずクラス分けの紙通りの席に座っているとほかにも多くの生徒が教室に入ってきた。まだ最初のHRまで15分も前なのにほとんどの生徒が着席していて、近くの子たちと早速グループを作り始めていた。
こんなにあっさり友達になれるのかと内心驚いた。
ある女子生徒が入ってきた。
その瞬間、ざわついていた教室が一瞬、静まり返る。
金色に近いがそれでいて清楚感を漂わせた肩までぐらいの髪がサラサラと流れ、鼻筋が良く通り、ぱっちりと開いた青色の瞳をしためったに拝めないほどの美少女がこちらに近づいてくる。
「おはよう、圭」
それはもう、天使みたいな完璧な笑顔を見せていた。笑顔の先には俺がいた。
「あぁおはよう、未夏」
そう、こいつこそが生まれてからのほとんどを過ごしてきた腐れ縁の幼馴染
この幼馴染とクラスが一緒じゃなかったことなんて無かった。そんなものは中学までだけだと思っていたが、高校生でも普通にあるんだなと感心もする。
・・・若干、展開が決まっている物語のような気もしなくはないが
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