一学期編

第1話

最初からあんな宣言しといて誰なんだと思うよな?


そりゃ誰だって思うよな、俺だって思うもん。




 と、いうわけで俺の名前は生里なまり 圭けいというが別になまりがひどいわけではない。というか昔、名字のせいで色んな人にバカにされてきたからその癖だ。そこ、ツッコむとこだぞ〜。




うん、自分でも何言ってんのかわかんないや。




 まあ簡単に言うと、誰もが憧れる優等生だったんだけど、猫かぶるのが大変に思ったワケ。全国の優等生もそう思うよな?特に3年生になった途端いい奴ぶる人がクラスに1人は居るから。これ経験談ね。




 そんなわけで、地元から引っ越して新しい高校生活が始まったわけだが、今苦境に立たされています。




 まず高校について説明しよう!




 俺が通う私立天童学園は、全校生徒1153人の県で唯一の中高一貫校で、国内でも有数のマンモス校であることがこの学校の特徴だ、ぶっちゃけこんなに人いるのか?と思うぐらい多い。




 そこは許せるが問題はクラスメイトだ。クラス分けの紙をみて驚いた。




 同じクラスに腐れ縁の幼馴染がいたのだ。



 腐れ縁はどこまでいっても腐れ縁だということを知った。どういうことだ、神は俺に試練を与えようというのか!?もしくは新しい場所じゃ不安かもしれないって神が慈悲をくださったのだろうが!?


 

 でもあえて正直に言おう―――



 本当に良かった!実をいうと不安だったんです!!幼馴染万歳!



 これで学校生活も少しは困らないだろう。

 




 でもこれが今後悩む原因になるなんて思いもしなかった。

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