第3話
食堂に着くと、麗香とよく一緒に行動を共にしている仲の良い子達が、入口入ってすぐのテーブル席に4人座ってご飯を食べていた。
男の子が3人と、女の子が1人。
麗香は顔が広く、大学でも仲の良い友人が多い子である。
私はそのグループの子達はいわゆる"顔は知っているけど話したことが無い”メンバーで。
麗香からたまに遊びに行った、や飲みに行った、などという話を聞く事はあったので、名前は何となく知っていた。
「あ、麗香だ~!」
と、手を振っているのは女の子の桜ちゃん。
「あ、みんな居るんだぁ~っ。奈由も、みんなのとこ行くっ?」
「え…、私も行っていいの?」
「みんないいヤツだし、全然平気だよー!いこっ?」
(大丈夫なの?)
きっと私は名前を知っていても、皆は私の事なんて知らないであろうから、部外者が加わっていいものかと戸惑う。
麗香に腕を引かれてそのテーブルに引き寄せられるように近づいた。
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