第4話 古谷家の謎
古谷の家の扉が開いた。_________
「あ。お母さん。」
「あら、みやび?帰ってたなら言ってよね?」
「はい、ごめんなさい。」
ん?なんか、雰囲気が、、重い、?
僕のお母さんも少し不安そうな顔をしていた。
「みやび?そちらは?」
「あぁ、光と、そのお母さん。お隣さんだよ。」
「あら、そうだったのね。それよりみやび?早くおうちに入りなさい。」
「はい、お母さん。」
「えっと〜、じゃあ私は、そ、そろそろ買い物に行くわね〜」
何!?お母さんそれ、今か!?今じゃないだろぉ?
「うん。いってらっしゃい」
お母さんはてくてくと歩いて行ってしまった。
「そ、それじゃあ、古谷。また明日な」
「う、うん。また明日」
僕は家に入り、ドアを閉めた。、、、、怪しい。事件の匂いがぷんぷんするぜ!
と、そんなことを言っている場合ではない。
「はぁ、どうしたもんかねぇ?みーこ〜」
みーことは、僕が飼っている猫のことだ、人懐っこくて、愛らしい!
しかし、古谷の家の事情に踏み入る気はないけど、気になって仕方がないんだよなぁ
_________________「はぁ〜〜〜〜〜〜〜」
【古谷家にて、】
私は、絶賛怒られ中だった。
うちは、お母さんが厳しいから、ああいうところを見せると、いつもこうだ。
「みやび?聞いてるの?」
「は、はい」
「とにかく、さっさと今日の宿題終わらせなさい?」
「はい。」
私は自分の部屋へ向かった。
「はぁ、勉強、嫌だなぁ〜」
そんなことを考えていると、ドアがノックされた。
やばっ
私は急いで、勉強道具を机の上に置いた。
「は、はい?」
「おねえちゃん?髪といて欲しいんだけど、」
「なんだ、三葉か」
「なんだって、なによ。妹に対して、可哀想だとは思わないわけ?」
「あんた、もう中1でしょ?そんなことで、いちいちウジウジしないでよ」
「はいはい。って、そうじゃなくて!こ・れ!」
「ん?あぁ、また絡まったの?」
「うん。どうしていつもこうなっちゃうんだろうね?」
「あんたが、下手くそだからでしょうが!」
「誰が下手くそだとぉ!?」
「あれ?怒っていいわけ?怒ってると、といてあげないよ?」
「ぐぬぬぬぬ!はいはい、ごめんなさい。三葉が悪かったわよ」
「よろしい。ほら。」
私はベットをたたいた。すると三葉が私のベットに寝転んだ。
「なんで寝転ぶのよ!」
「あれ?違う?」
「座るのよ!」
「あぁ、そういうこと。」
「あったりまえでしょ!」
妹がちゃんと座ったので髪をとき始めた。
「ねぇ、お姉ちゃん。」
「ん?」
「お姉ちゃん。またお母さんに怒られてたでしょ。」
「なんで知ってるの?」
「そりゃあんなけ大きな声で怒ってたら三葉の部屋にも聞きたくなくても、聞こえてくるわよ。」
「そっか、ごめんね?」
「いや、お姉ちゃんが謝ることじゃないからさ。別にいいんだけど。」
「じゃあなんで、その話を?」
「いや、何で、怒られてたのかなぁ〜って」
「あぁ、家の前で、ひかっ_お隣さんとお話ししてたのよ。」
「あぁ、なるほどねぇ〜」
「そしたら、運悪く、お母さんが出てきて。」
「それで、話してるのを見つかって、おこられた。とな?」
「まぁ、そんなとこね。」
「ほんっと、お母さん、いつから、ああなっちゃったんだろうね?」
「そうだね。」
そう、昔のお母さんは、もっと私たちや誰にでも、優しい人だった。
でも、お父さんが死んでから、うちの雰囲気は急変した。________
おっはよぉ〜!あれ、おやすみかな?
私の名前は古谷 三葉!
好きな食べ物は、いちご!もちろん全種類好きだよ!
でも、ちょうど甘酸っぱいのが私のベストテイスト!
あれ、これ使い方合ってるかな?
へ?三葉の特技?う〜ん。あ!四葉のクローバーを見つけるのが得意だよ!
なんでみんなそうなんだ?予想通りの答えだった?
あの、なんの話をしているのか、さっぱりなんだけど、、、
まぁいいか!
すきなことは、漫画を読むことだね!
え?似たもの姉妹?えへへ〜そう?あっ、じゃなくて、全然似てないよ!
お姉ちゃんは異世界系の漫画。三葉は恋愛系の漫画!大違いだよ!もぅ、まったく!
え?初耳?うっそ。ほんと?もう!お姉ちゃんはがさつで大雑把なんだから!
「三葉?今なんか言った?」
あ、や、やばい!聞こえてた!
とにかく!みんなのすごい特技とか、教えてね!じゃあ!バイバイ!
「お姉ちゃん!?や!やめて!ち、違う!お姉ちゃんのことじゃない!ああああああああああああああああああああああ!ごめん!ごめんってばぁぁぁぁぁぁぁ!」
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